次世代経営者(事業責任者)が身につけるべき3Mとは?

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 事業を成長させる上で、経営者の分身となる事業責任者の育成は非常に重要です。
 次世代経営者が身につけるべき要素を3Mとして体系化しました。

 

 企業の成長において幹部の育成は重要です。ですが、何をどのように身につけてもらうのか、はっきりしていない企業が多いのもたしかです。なぜなら、創業者はもともと優秀で、人に教わらなくても感覚で何でもできてしまうからです。1言えば10できるのが創業者ですが、多くの場合、そんなに優秀な人は会社に勤めず、起業するでしょう。人が育つ仕組みがつくれず、幹部が育たず、チャンスが目の前にあるのに成長スピードが鈍り、ライバルに差をつけられてしまうことがあります。幹部が身につけるべき要素を定義し、幹部育成の内製化プログラムをつくることが大切です。

このコラムは『教育型ビジネス無料WEBセミナー』の内容を元に執筆しました。

企業育成の鍵は幹部育成の内製化にあり!

 

 私がコンサルティングで関わっている学習塾では、事業成長の鍵は、「店長の採用と育成にあり」と明確に課題を設定しています。そこで、店長育成のプログラムを内製化しています。その結果、店長が育つ仕組みが社内にでき、事業成長が加速しています。なぜ研修の内製化がよいのでしょうか? 外部の研修もよいものがありますが、2つの点で問題があります。1つは、どの会社にも当てはまるように研修が設計されているので、内容が浅いのです。2つ目は、研修後のフォローがないことです。はっきり言って、研修で成果が生まれることはありません。成果は、お客様に直接サービスを提供する現場以外にはありえないのです。ある経営者がこのように言いました。「もう外部の研修に逃げることはやめます。外部研修は楽しいし、一時的にモチベーションは上がりますが、バーチャルの世界なんです。私たちが向き合うべきは、現実のお客様であり、スタッフでした。」
この学習塾は、数年間は2校でしたが、ここ1、2年で8校まで増えており、全都道府県への進出を目指されています。
 では、どうやって幹部が育つ仕組みを作ることができたのか?今から具体的な方法をお伝えしていきます。

Step1. 育成すべき幹部像の明確化

 

 どんな幹部が事業の成長において必要なのかを明確にしていきます。学習塾を例にとりますと、経営者自身ももともとは店長であったため、自分自身の経験を棚卸ししながら、現在活躍している校長を参考に、育成すべき幹部像を明確化していきました。

Step 2. 身につけるべき知識とスキルを3Mから考える

 

 理想の幹部になるためにはどういった知識やスキルを身につけるべきか、それを3Mから考えます。3Mとはミッション、マーケティング、マネジメントです。ミッションは、会社の目的、会社が大切にしたい考え方、信念、会社が社会で実現したいこと、企業としての存在意義などです。自分たちが実現したいことですので、幹部はそこをしっかりと理解しておく必要があります。マーケティングは売上を作る上で非常に重要です。まず、マーケティングプロセスと仕事の見える化、KPI(重要業績評価指標)を設定していきます。そしてなにより幹部自身が会社独自のマーケティングができる必要があります。マネジメントはチームで成果を出すことです。幹部が担当するチームで成果をあげていくためのスキルとは何かを考えます。

 ここで注意してほしいのが、これは外部の研修会社などに依頼せずに、社内で行うべきということです。大概の研修会社ではだいたい1~2日の座学で終わってしまうからです。実は人の学習のステップというのは、人に教えてもらい、それを実践し、できるようになったことを人に教える、という3ステップで完成します。普通の研修会社ではそこまでのことはできませんよね。知識をインプットすることと、「気づき」という曖昧なものもあります。それではほとんど意味がないのです。

Step 3. 最速で身につける学習と評価の仕組みを設計

 

 Step1~2で明確にし、必要と判明した知識とスキルを最速で身に付ける学習と評価の設定をします。「教わる→自学自習→人に教える」というサイクルを回して、確実に必要なスキルを身につけてもらいます。

 会社の成長に必要な次世代経営者の育成。あなたの会社に必要な幹部像をぜひ一度考えてみてください。

3つのポイント

 

  • 社長の分身、幹部育成が事業成長の鍵
  • 幹部が身につけるべき3Mを定義し、プログラム化
  • 幹部が育ち、次の幹部を育てる仕組みを作る
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株式会社教育スクールビジネス研究所 代表取締役 小林正弥

株式会社教育スクールビジネス研究所 代表取締役 小林正弥

早稲田大学理工学部を卒業後、教育会社の事業責任者を経て独立。 教育スクールビジネス専門の経営コンサルタントとして、多数のスクールの業績アップを支援してきた。自身が教育によって、人生とビジネスを飛躍させた経験から「教育こそが未来を変える」という信念を持っている。
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